著者:金 承哲 発売日:2019/03/22 ページ数:370頁 判型:A5判・上製 ISBN:978-4-7642-7433-4 出版社:教文館 遠藤文学の根源に探偵小説あり 痕跡を追跡するスリルとミステリーに満ちた探偵小説。神を追う人間と神に追われる人間を語る遠藤文学、新しい視点で俯瞰する一冊。南山大学学術叢書として刊行。 「神様は、最後に私たちをドンデン返しさせてくれることがある。…… 私の小説も、人生も、やはりミステリー小説です」(遠藤周作) 目次 凡例 はじめに 第一章 「芸術体験」としての探偵小説 一 遠藤周作論の脱構築 二 探偵小説との出会い 第二章 遠藤文学の探偵小説的構造 一 「影なき男」を読む 二 探偵小説作家としての遠藤周作 三 遠藤文学の横糸と縦糸 第三章 なぜ探偵小説なのか 一 痕跡の追跡としての探偵小説 二 技法を問う作家-小説家と批評家としての遠藤周作 三 探偵小説という技法 第四章 遠藤文学における「痕跡の追跡」の諸相 一 リヨンの犯罪学者E・ロカール-遠藤の痕跡理解の淵源 二 神を追跡する人・人を追跡する神 第五章 探偵小説として読む『沈黙』 一 フェレイラの棄教-「出発点における不可思議性」 二 井上筑後守とロドリゴ-「中道に於けるサスペンス」 三 最後の切支丹司祭-「結末の意外性」 四 なぜ『沈黙』は「切支丹屋敷役人日記」で締めくくられたのか 五 結論の代わりに-今後の遠藤研究のための提言 参考文献 あとがき 索引 遠藤周作と探偵小説痕跡と追跡の文学〈南山大学学術叢書〉 型番 9784764274334 ポイント 176pt 販売価格 3,520円 購入数 shopping_cartカートに入れる mail_outline この商品についてお問い合わせ ツイート error_outline 特定商取引法に基づく表記 (返品など) share この商品を友達に教える undo 買い物を続ける forum レビューを見る(0件) rate_review レビューを投稿